ようこそ!ES4 中村・山口 (アルゴリズム) 研究室 へ!
教育・研究の目的
デジタル化による社会課題の解決や生活の質の向上は,いまや世界中で大きなテーマとなっています.わが国においても,Society5.0やデジタル田園都市構想などの国を挙げたデジタル化の方向性が示され,情報技術を高度に活用できる人材が求められています.
アルゴリズム研究室では,情報システムにおけるソフトウェアやサービスを,より良く動作させる仕組みや,より上手に設計・実装する技術について,理論と実践の両面から,教育研究に取り組んでいます.研究活動は,中村匡秀教授がリードする「サービス班」と,山口一章准教授がリードする「アルゴリズム班」の大きく2つのグループで進められています.
サービス班では,スマートシステムやIoT (Internet of Things)をソフトウェア工学のエッセンスを活用しながら,うまく設計・実装する研究をしています.具体的には,サービス指向アーキテクチャ,マイクロサービスアーキテクチャを用いて,物理世界の様々なモノ(センサ,家電,ロボット,バーチャルエージェント等)をWebサービス化し,クラウド上の計算資源とつなげることで,複雑な大規模異種分散システムを,マイクロサービスの結合体として迅速に実装します.
アルゴリズム班では,離散的な構造を持つ最適化問題について,高速かつ質の良い解が得られる解法を設計することを目指します.対象とする問題を,グラフと呼ばれている点(頂点と呼びます)と線(辺と呼びます)からなる数学的な構造によって表現し,様々な手法を駆使して問題の解決を試みます.研究を進める上ではグラフを取り扱うための様々な知識が必要となるため,研究時間の多くを基本的なアルゴリズムやデータ構造,離散数学などの基礎的な勉強に費やしています.
紹介ビデオ
2024年度版に更新しました!(2024/10/03)
研究分野
幅広いソフトウェア工学分野の中で,現在以下のトピックに 焦点をあてて研究を行っています.