サービス班
サービス班では,スマートシステムやIoT (Internet of Things)をソフトウェア工学のエッセンスを活用しながら,うまく設計・実装する研究をしています.具体的には,サービス指向アーキテクチャ,マイクロサービスアーキテクチャを用いて,物理世界の様々なモノ(センサ,家電,ロボット,バーチャルエージェント等)をWebサービス化し,クラウド上の計算資源とつなげることで,複雑な大規模異種分散システムを,マイクロサービスの結合体として迅速に実装します.
スマートホーム (Smart Home)
家庭内の家電やセンサをネットワークでつなぎ,住人が快適に過ごせるよう新しい 付加価値を実現する,スマートホームについて研究しています.
人間と対話するリモコンインターフェース,家が自分で判断し家電を操作する などなどスマートな家を目指します.
スマートシティ (Smart City)
スマートシティはIoTやセンサ技術を利用し,都市規模で電力・交通などの日常生活に欠かせないインフラを効率化していく取り組みです.
スマートホームから得られた大量のデータを管理・蓄積する仕組みの提案や位置情報の統合管理フレームワークの提案など,様々なアプローチを研究しています.
スマートライフ (Smart Life)
日々の生活をサポートする様々なサービスを実現するための研究です.特にライフログの収集・利活用について様々なアプローチを行っています.
ライフログとは,人間の行動(life)をデジタルデータとして記録(log)する行為を指します. SOAやソフトウェア工学の諸技術を駆使して,ライフログの有効な利活用を目指します.
スマートヘルス/ウェルフェア (Smart Health/Welfare)
様々なICTを利用することで,高齢者や社会的弱者の方々がより良い生活を送れるよう支援します
ICTを用いた認知症者向けサービス,高齢者の見守り支援,聴覚障害者のための会議支援などなど
ソフトウェアエンジニアリング (Software Engineering)
Web2.0やマッシュアップといった最近のキーワードに見られるように, ソフトウェアは,「サービス」という形でネットワーク上で公開され, 手軽に利用・連携できるようになってきました.
これらを支える サービス指向アーキテクチャ(Service-Oriented Architecture, SOA) およびWebサービス技術について,ソフトウェア工学的観点から 探っていきます.
共同研究先
大学・研究機関
- 奈良先端科学技術大学院大学 ソフトウェア工学講座(松本健一研究室)
- フランス Joseph Fourier 大学(グルノーブル第1大学) Laboratoire d'Informatique de Grenoble
企業
- 三菱電機株式会社 情報技術総合研究所
- パナソニック電工株式会社
資金獲得状況
- 科学技術研究費
- 日本学術振興会日仏交流促進事業(SAKURAプログラム)