コンピュータで人の生活を豊かにするには,人の状況をコンピュータが適切に理解して,状況・行動にあった動作をしてもらう必要があります.そのために,センサデータを用いて人の状況・行動を認識する研究を行っています.
外耳道伝達関数による頭部状態認識手法
ヒアラブルデバイスを手を使わずに操作するため,外耳道の変形に着目した頭部動作認識手法を提案しています.イヤホン内蔵マイクで取得した音響情報から首や顎の動きを認識し,装着状態の補正により最大90%の認識精度を達成しました.既存のノイズキャンセリング機能と併用可能な,自然なインタフェースの実現を目指しています.
足音と慣性データに基づく路面状況認識手法

足音と慣性センサデータから路面状況を認識する手法を提案しています.乾燥路面や水たまり,泥などの違いを判別することで,安全な移動を支援します.実験により,雑音環境を含めて高い認識精度を確認しました.
超音波による空中ジェスチャ認識

超音波を使った空中でのジェスチャ認識手法を提案しています.3Dプリントされたカバーをマイクに装着することで音の拾い方に特徴を追加し,ジェスチャ認識率を高める工夫をしています.
デバイス非接触の文字認識

スマートフォンに内蔵されたスピーカとマイクのみを用い,机上で指により書かれた文字を認識する手法を提案しています.超音波と筆記音を組み合わせることで追加デバイスなしに文字入力を実現し,36種類の文字を平均77.8%の精度で認識しました.
