SC研究会@石垣島に参加しました(中田,平井,児玉, 福島, 福田, 西山, 眞銅)

報告者: 西山 2026-03-19

2026年3月13日(金)~2026年3月14日(土)の2日間,石垣島の石垣市民会館で開催された「サービスコンピューティング研究会(SC)」に中田,平井,児玉, 福島, 福田, 西山, 眞銅が参加しました.

発表の概要

以下の研究テーマについて発表を行いました.

  • 平井「ユーザニーズに応じた個人適応型省エネ行動推進システム「Ecowiz」の実験的評価」
  • 児玉「記憶障害支援のための一人称画像蓄積・検索システム「あのときカメラ」の実装と実験的評価」
  • 福島「大規模災害の初動物流におけるトラック×ドローン協調配送の最適化」
  • 福田「消防署移転先探索問題に対する複数の最適化アルゴリズムの適用と評価」
  • 西山「感情分析による体調推論とエージェント対話を通した高齢者体調確認サービスの提案」
  • 眞銅「物の置き場所忘れを防止する把持物体認識記録サービスGORRSの実装」

発表の様子(平井)

Live2D がユーザの省エネ意識の維持やアプリへの関与にどのように寄与するか,および EcoWiz という対話型システム自体が既存の電力可視化アプリと比較してユーザの省エネ意識・行動にどの程度影響を与えるかを評価することを目的として行った評価実験についての発表を行いました.

発表の様子(児玉)

ユーザ本人の視点に近い一人称視点の視覚データに着目した記憶障害支援システム「あのときカメラ」を,処理の責務分離と非同期化,およびローカル処理の導入により改良し,実環境下において実装したあのときカメラの使用感,および視界のスナップ画像がエピソード記憶の想起に与える影響を調査した実験についての発表を行いました.

発表の様子(福島)

トラックに専属するドローンを用い,トラック間およびトラック・ドローン間の物資積み替えを許容した協調配送について,中継拠点への補給や分割配送を含む実行可能スケジュールを焼きなまし法で探索し,成分間グラフに基づく初期解生成,動的計画法による補給挿入,依存関係 DAG によるシミュレーションを組み合わせ,大規模分断道路網における有効性についての発表を行いました.

発表の様子(福田)

消防署移転における意思決定を支援することを目的として,消防署移転先探索問題を最適化問題として定式化し,探索アルゴリズムを用いて移転先候補の分布傾向を導出する手法を提案し,兵庫県神戸市の実データを用い,山登り法,焼きなまし法,遺伝的アルゴリズムの 3手法を適用して比較した評価実験についての発表を行いました.

発表の様子(西山)

顔表情による感情認識の学習済モデルを活用し,エージェント対話中の表情から体調を推定する機械学習分類モデルを構築する手法を提案し,また分類モデルによる体調推定の結果を VA 傾聴サービスの対話に加え,高齢者の実際の体調を聞き出し記録するサービスの実装についての発表を行いました.

発表の様子(眞銅)

日常生活における物の置き場所忘れによる負担を削減するために提案された,把持物体を自動で認識・記録し,置き場所を遡ることを可能とする把持物体認識記録サービス GORRS の全機能について,実運用を見据えた実装および予備評価実験についての発表を行いました.

若手奨励賞として福島,西山が受賞しました.

その他の様子

石垣島では研究会参加の他に現地での食事や観光を楽しみました.

総括

今回の研究会では他大学や企業様の参加者も多く,有意義な議論が活発に行われていました.
本研究会で得たご意見・アドバイスを参考にし、より一層研究を深めたいと思います.
最後に出張のサポートいただいた中村先生,陳先生,中田先生,植田さんをはじめ,関係各所の皆様に深く感謝申し上げます.