HCII2026@Montrealに参加しました(中田,村手,神谷)

報告者: 村手 報告日: 2026年8月5日
2026年7月26日から7月31日にかけて、カナダ・モントリオールで開催された国際会議「HCI International 2026 (HCII 2026)」に、当研究室から中田、村手、神谷の3名が参加しました。
発表の概要
今回の国際会議では、以下の3件の研究発表を行いました。
神谷:「YOLO-Based Object Presence Detection Method for an Anti-Forgetfulness System Supporting Belonging Management in Older Adults」
高齢者の忘れ物防止のため、専用ボックス内の物品の有無をカメラ映像から自動判定する手法を提案しました。YOLOの検出結果に座標や確信度に基づく多段階フィルタリングを適用し、誤検知や重複を排除することで、高精度かつ安定した持ち物確認を実現しています。

中田:「Meeting Retriever XX: Towards Trust-Calibrated Explanations in Cross-Meeting Retrieval」
複数会議の横断検索(RAG)において、ユーザの信頼性判断を支援する手法「Cross-Explanation」の提案です。自然言語による説明文と3つの定量指標(正確性・網羅性・最新性)を併置し、単に正答を提示するのではなく、ユーザ自身が情報の利用可否を判断するプロセスを支援します。

村手:「Constructing Scheduled Home Automation with LLM Agent for Supporting Elderly Living Alone」
独居高齢者の自立を支援する、LLMを用いたスマートホーム制御手法について発表しました。高齢者との対話から6W1Hで要求を抽出し、段階的な推論によってIoT機器の実行スケジュールを生成します。過度な自動化を防ぎ、ユーザの意思を尊重した生活支援スケジュールの作成を実現しました。

学会の様子
初日には盛大なレセプションが開催され、豪華な食事やバンドの生演奏で非常に盛り上がりました。また、セッションの合間にはコーヒーやお菓子が提供されるブレイクタイムがあり、海外の参加者同士で交流を深めることができました。

その他の様子
学会の合間にはモントリオールやケベックの街並みを散策し、日本では味わえない歴史的な雰囲気に触れることができました。現地の食事も大変美味しく、充実した時間を過ごすことができました。


総括
本国際会議では、ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)を中心に、人工知能(AI)、VR/AR/MR、UX(ユーザーエクスペリエンス)デザイン、サイバーセキュリティ、高齢者支援のITなど、多岐にわたる分野の最新の研究成果や技術が共有され、活発で有意義な議論が行われました。 自身の研究に対する意欲が高まるとともに、世界中の研究者から寄せられた多様なフィードバックを通じて、今後の研究をさらに発展させるための多くの知見を得る貴重な機会となりました。
最後に、本出張にあたり多大なるご支援とご指導を賜りました中村先生、陳先生、渡邉先生、植田さんをはじめ、関係各所の皆様に心より感謝申し上げます。

