国際学会Powerpenia2026@Lisbonに参加しました(Tong)

報告者:Zhaozhen Tong 2026-07-08

2026年7月2日から3日にかけて,ポルトガル・リスボンで開催された国際学会 Powerpenia 2026 に参加しました。本学会では,高齢者の筋肉・身体機能などに関する最新の研究成果が報告され,多くの研究者との交流が行われました。

発表の概要

Toward Daily-Life Movement Assessment for Muscle Power Research: An Event-Driven Multimodal Home Monitoring Framework」という題目で,e-Poster発表を行いました。

本研究では,高齢者の筋力・身体機能を日常生活の中で継続的に把握することを目的とし,ステレオカメラによる身体運動計測と食事情報を組み合わせたイベント駆動型ホームモニタリングフレームワークを提案しました。実環境で取得した身体運動データと食事行動を統合することで,日常生活における身体機能評価への応用可能性について紹介しました。

発表では,多くの研究者の方々から貴重なご意見やご質問をいただきました。特に,提案システムの実環境への実装方法や,身体機能を評価するための指標・評価基準との対応について多くの助言をいただき,今後の研究を進める上で非常に有意義な議論を行うことができました。

会議期間中の交流と体験

学会期間中は,研究発表だけでなく,さまざまな交流や現地での貴重な体験をすることができました。日本からポルトガルへ向かう途中には,カタール・ドーハ国際空港で乗り継ぎを行い,空港内に整備された美しい屋内庭園を見学しました。また,学会では,20年以上ボクシングを続け,2年間にわたり高齢者向けの運動指導にも携わっている方と知り合い,交流する機会がありました。さらに,学会終了後にはリスボン市内を散策し,歴史ある街並みや現地の文化に触れることができ,国際会議ならではの貴重な経験となりました。

総括

今回参加した Powerpenia 2026 は,筋力・身体機能・高齢者健康に関する研究を中心とした国際会議であり,多くの興味深い研究発表が行われていました。会議では,身体機能評価や筋力測定,高齢者の健康に関する研究が幅広く取り上げられており,臨床評価手法が実際の生活場面で広く活用されていることを改めて実感するとともに,筋力や身体機能の評価において,実験室環境と日常生活環境との間には,今後さらに検討すべき多くの課題があることを学びました。

また,本会議を通して,多くの新しい研究の視点や手法に触れるとともに,さまざまな研究分野・国の研究者の方々と交流することができました。今回得られた知見や経験を今後の研究や論文執筆に活かし,さらなる研究の発展につなげていきたいと思います。

最後に,本国際会議への参加にあたり,ご支援いただいた関係各所の皆様に深く感謝申し上げます。