在宅高齢者の社会参画を促す音声対話型地域イベント紹介サービスの研究(松川)

背景

現在,日本の総人口に対する高齢者人口の割合は世界で最も高く,高齢者人口の割合は今後も上昇を続けることが見込まれています.一人暮らしの高齢者人口の割合も増加しており,孤独・孤立した状態にある高齢者の割合が増加しています.また,高齢者の社会参画は高齢者の生きがいや健康維持につながるとともに,高齢者の社会的孤立感の低減にもつながると考えられています

先行研究とその課題

我々の研究グループでは,仮想エージェントを用いて,在宅高齢者の日常生活の中での傾聴を行うVA傾聴サービスを開発しています.VA傾聴サービスは,高齢者が日常生活の中で感じた不安や悩みを仮想エージェントに話すことで,高齢者の心のケアを行うサービスです.

VA傾聴サービスの課題として,ユーザが仮想エージェントと対話する機能はありますが,社会活動との連携を図る機能がないため,ユーザの社会参画を促すことができないということが挙げられます.

この課題を解決するために,高齢者の社会参画を促す機能をVA傾聴サービスに追加することが必要であると考えました.

目的とアプローチ

本研究の目的はVA傾聴サービスを通して,高齢者の社会参画を促すことである.この目的を達成するために,本研究では「地域イベント紹介サービス」を提案します.

ユーザの社会参画を促すために,地域イベント紹介サービスでは,高齢者の好みに合わせた地域のイベントをVA傾聴サービスを通して紹介します.

サービスの機能

本研究の目的を果たすために提案手法では以下の5つの機能を実装します.

機能1:イベント管理

機能2:ユーザプリファレンスの設定

機能3:ユーザとイベントのマッチング

機能4:仮想エージェントを通したイベント紹介・選択

機能5:仮想エージェントを通したイベントのリマインド