Uni-messeとIoTを活用したハイブリッド会議空間の自動管理サービスの提案(吉田)
IoT技術の発展とハイブリッド会議空間
近年、日本では政府により「超スマート社会」が提案されています。超スマート社会とは社会の様々なニーズに対して、年齢、性別、地域、言語といった様々な違いを乗り越え、いきいきと快適に暮らすことのできる社会のことです。また、様々なIoTデバイスの普及や連携を効率化するためのIoTプラットフォームの開発も進んでいます。
また、2019年以降新型コロナウイルス感染症拡大の影響により世の中では外出を控え、在宅で勤務する機会が増えました。
しかし現在では規制も緩和されオンライン会議から徐々に現地とオンラインを併用するハイブリッド会議が普及し始めています。
先行研究と課題
私たちの研究グループでは以前にサービス連携プラットフォームUni-messeを開発しました。Uni-messeとはスマートサービスを効率的に実装するためのアプリケーション連携基盤のことです。従来の枠組みでは連携可能なサービスが決まっていたり汎用性に欠けるなどの問題からルールベースシステムを中立に扱う基盤はなかったのですが、Uni-messeはアプリケーションに中立な形式で管理・評価を行うことでコストの削減とアプリ開発の効率化をしました。
目的とキーアイデア
本研究の目的は、ハイブリッド会議空間の自動管理を容易に実現するスマートサービスを提案することです。そこで本研究のキーアイデアはサービス連携プラットフォームUni-messe を利用してハイブリッド会議空間に配備された複数のIoT デバイスとオンラインサービスを連携することです.
全体アーキテクチャ
こちらが全体アーキテクチャになります。このサービスは
A1:システム構築フェーズ
A2:会議登録フェーズ
A3:会議実行フェーズの3要素で構成されます。